椅子が体型にあわせてやさしくつつみ込む全く新しいシート状椅子構造体として、国内特許および米国・欧州・中国などの国際特許を取得済み

 炭素繊維で生まれた、世界で初めてのシート状椅子構造体

シート状椅子構造体の開発コンセプト

椅子には一般的に作業用から休息用まで、それぞれの機能に合った椅子が要求されます。 椅子は人体を支えるものであるため、座や背の角度・座高や座の奥行きなど、人体測定から寸法を定めて椅子の基本設計ができています。したがって椅子は人間工学の標準値を元に寸法が決められることになります。しかしながら、私たちは体形や体格、性別、世代など個人差がありますので、自分にあった椅子が見付からないという状況がよくあります。こうした問題点を大きく変えようとするのがこの開発の目的でした。
人間工学では静止した人体の測定から成りたっていますので、人が椅子を選ぶ必要がありました。しかし、人の動きに対応できる椅子であれば、椅子が人に合わせることができるため、幅広い層にご満足頂ける椅子になるという発想が開発の原点です。

シート状椅子構造体のイメージ

折り紙のように1枚のシートが立体を形成するイメージ

椅子を製作するための模型

シート状椅子構造体として椅子を形成するために数々の模型を製作しました。これらの模型で椅子の構造体をシート状にすることでどのような効果が得られるかを検証しました

<椅子の考案に至る過程>
①右 :日本伝統の折り紙を使って椅子状にした原型
②中央:原型を元に1枚の生地で椅子の形状に構成したもの
③左 :脚部を付けて製品モデルとして構成したもの

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